噂が真実に変わるとき,噂が完成に変わるとき,噂が未来に変わるとき…。アップルにはiMacで動力は備わった。あとは大空へと飛び立つための翼が必要だった。今,その翼が,iBookという名の,翼が。
7月21日の日本時間夜10時から行われたマックワールドエキスポ/ニューヨークでの,米アップル社のiCEOスティーブ・ジョブズの基調講演で,コンシューマーポータブル機「iBook」が発表になった。iBookの主な仕様は,12.1インチのTFT液晶,4MBのVRAM,CPUは300MHz G3,24倍速のCD-ROMドライブ,56Kbpsのモデムと10/100BaseのEthernetコネクトがついている。キーボードはフルサイズを維持し,バッテリー時間は6時間。注目のデザインはiMacをそのままノートにしたように感じで,ブルーベリーとタンジェリンオレンジの2色が用意されている。気になる価格は1,599ドルで9月に発売の予定(ZDNetの基調講演ストリーミング中継の画像から,iBook登場,持ち運びも簡単,その薄さ,大きな液晶とキーボード,CD-ROMドライブ,モデム・イーサー・USBのコネクタ,iBookのCMも公開)。
出ましたネ,iBook。米国アップルのホームページにも即座にiBookの情報が更新されています。このP1について,多くの噂や予想がされていましたが(過去記事),ほぼ予想通りの形,性能,であるかもしれません。より大きな期待を持たせていただけになんとなく薄味のような気もします。ファンを裏切ることがアップルの歴史でもありますし…。しかし,よくよく考えればG3 300MHzを搭載し,iMacとほぼ同じスペックをノートにして,多分日本では18万円くらいの価格になるでしょうか。売れそうですな,やっぱり。
さらに基調講演では,IBMのビアボイスのマック版の紹介やiBookで利用するコードレスのインターネット接続装置など,いろいろとツボをついた講演となったようだ。非常に活気を感じさせる雰囲気で,画像が途切れたり音が途切れたりの散々なリアルのストリーミングでしたが(T_T),結構堪能させていただきました。
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